言語聴覚士的視点でおススメする まんまる育児
「まんまる育児」って知っていますか?
赤ちゃんを丸い姿勢を意識して育てるやり方です。
とこちゃんベルトを開発された、渡辺信子先生が提唱された育児方法なんですが、とってもおすすめ、良いこと尽くしなんです。
姿勢って、とっても大切なんです
にこママは、言語聴覚士という仕事柄、食事を食べる訓練やことば・発音の訓練を行います。
顔や口の動きがとても大切で、お口へのアプローチを日々模索しています。
例えば、上手に噛むことができない方には、しっかり噛むためには、口のどんな動きをトレーニングすれば良いか?舌を上げる練習なのか、口をしっかり閉じる練習なのか。舌を上げる練習と言っても、舌のどこを、どんな風に上げるのか、などなどなど…
ですが、顔やお口を上手に使うためには、顔やお口そのものをトレーニングすることと同じ位に「姿勢」や「呼吸」の状態がとても大切です。
体を建物だとすると、建物の基礎の部分が不安定だったり、壊れやすかったりすると、その上に乗る建築物はグラグラし不安定になると思います。
お口を上手に使う=首から上が上手に使えること、首から上を使うためには、その基礎となる体幹が安定していること。楽に呼吸ができ、体がリラックスしていることで、顔やお口を動かす力が発揮されます。
お口を育てるために、離乳食をいつから始めるか?どんなスプーンを使うか?気になると思います。でも、それより先に、姿勢を整えること、抱っこの仕方を気にしてみること、それがお口を育てることに繋がっていくとになります。
まんまる育児は育ちの土台を支えます
赤ちゃんはお腹にいる時、丸い姿勢でいます。その姿勢がポイントです。
丸い姿勢は赤ちゃんにとって、自然な格好、気持ち良い格好ということです。大人の背骨はS字カーブといって、湾曲しているのが自然な形ですが、赤ちゃんの背骨はCカーブと言って丸くなっているのが自然な形です。
赤ちゃんがすぐに泣きやみグッスリ寝てくれる本 (カリスマ助産師・トコちゃん先生の) [ 渡部信子 ] 価格:1,430円 |
この本には、そんな赤ちゃんの姿勢のこと、何が赤ちゃんにとっても普通で、気持ち良いことなのか?が書いてあります。
そして、一番おススメなこと!それは
赤ちゃんが良く寝てくれます!
赤ちゃんは、寝るのが仕事。と言うように、気持ち良くて快適な状態を作ってあげると、体はリラックスし、深く呼吸ができ、良く寝てくれるようになります。
これまで、少し専門的なお話を織り交ぜて書いてきましたが、何を隠そう、にこママは自分の子どもは「よく寝てくれる子でないと、私が大変!」「何か寝てくれる方法は無いか?!」と思ったことで、この本に出会いました。
出会いは、ちょっと邪でしたが笑、本当におススメです。
ただ、一つ気を付けていただきたいこともあります。
それは、赤ちゃんを丸くすれば良い!というだけでもないんです。大切なことは、赤ちゃんにとって、自然で気持ち良く快適な姿勢を作ってあげること。
専門的な言い方をするとアライメント(骨や関節の配列、並びのこと)が整っていることなんです。
もし、今まんまる育児に挑戦していて、 寝てくれない!丸くしているのに反り返る!とか、まんまる育児したのにお口ぽかーんになってる、歯並びが悪い、などなど。
やってみたけど、あれれ?という感想のお持ちの方は、丸くした時に首の角度はどう?(曲がりすぎていない?自然な位置にある?)背中が平らになってないなどなど、気にしてみてください。